[ブリュッセル 20日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)は20日、黒海に海上哨戒機やドローン(無人機)、レーダーシステムを追加で派遣すると発表した。黒海で起きた船舶に対するドローン攻撃が、ロシアのウクライナ侵攻と関連しているとみられることを受けた措置。

NATOの主要意思決定機関である北大西洋理事会は20日、ブリュッセルの本部で黒海の安全保障情勢について協議した。

NATOの欧州連合軍最高司令部報道官を務める米陸軍のマーティン・L・オドネル大佐によると、NATO加盟国は爆発物の鑑識分析のために調査員やチームの派遣を進めている。

NATOは最近の相次ぐ攻撃について特定の国を名指ししてはいない。軍事アナリストらはロシアが攻撃した可能性が極めて高いと指摘しているが、これをロシア側は認めていない。

NATOのアリソン・ハート報道官は短文投稿サイトXへの書き込みで「NATOは、対ドローン能力を含めて東部戦線沿いの防衛態勢を既に強化している」とした上で、「私たちは団結を続け、あらゆる脅威に対処し、10億人の人々の安全を守る用意を確実にしていく」とコメントした。

ルーマニアの黒海沿岸付近では先週、化学製品を運搬していた船舶2隻がドローンに攻撃されて出火し、船員7人が行方不明となったと報じられた。ルーマニアおよび隣接するNATO加盟国のブルガリアの沿岸付近では過去10日間に、他にも少なくとも5隻の貨物船が攻撃を受け、少なくとも計23人の船員が行方不明または死亡したと報告されている。

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