[20日 ロイター] - 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は20日、米実業家イーロン・マスク氏が先週、ウクライナが依存する衛星通信サービス「スターリンク」の軍用版の通信速度を低下させるよう指示したと報じた。米当局者や事情に詳しい関係者の話として伝えた。
マスク氏と、スターリンクを展開するスペースX、ホワイトハウスはいずれもロイターのコメント要請に直ちに応じなかった。ロイターは報道内容を直ちに確認できなかった。
ウクライナは戦場での通信やドローン(無人機)運用にスターリンクを利用している。利用制限により、ロシアに対する攻撃や防空に用いるドローンの任務に支障が生じた。
WSJによると、マスク氏とトランプ米大統領は、速度制限が明るみに出た直後に電話でこの決定について協議。通信速度の制限が決まる前にも、両氏はこの問題について話し合っていたという。
トランプ氏は16日、スターリンクの利用制限を巡り、自身とマスク氏のいずれにも責任はないとの認識を示した。一方、マスク氏は、スターリンクに関する決定は米軍もしくは大統領が行うと説明している。