[アンカラ 18日 ロイター] - トルコのバイラクタル・エネルギー天然資源相は18日に放送局カナル7に対し、ロシア産ディーゼル燃料(軽油)の供給を巡る米国とロシアの合意を受け、ロシアが供給するディーゼル燃料の一部をトルコが受け入れると明らかにした。
バイラクタル氏は、トルコのエネルギー安全保障の観点から米ロ合意が重要だと強調。トルコはエネルギーの一部をロシアに加え、イランやアゼルバイジャンなどからも輸入しており、供給源の多様化を図っている。
バイラクタル氏は「ロシアはこの数カ月間、この問題が生じ始めた際にディーゼル燃料の輸出に制限を課していた。今回、ロシアはトランプ米大統領とディーゼル燃料の取引に合意した(中略)私たちとの協議を通じて、そのディーゼル燃料の一部をトルコに受け入れることになる」と語った。
ウクライナのゼレンスキー大統領や欧州当局者、さらにトランプ氏が率いる共和党所属の議員の一部は米ロ合意を強く批判している。
バイラクタル氏はまた、黒海で2028年第1・四半期に2基目の浮体式ガス生産プラットフォーム(FPU)の稼働を始める計画を明らかにした。稼働開始後は「これを使って日量2500万立方メートルを生産する」とし、黒海でのトルコのガス生産量は日量4500万立方メートルとなることで「トルコの家庭4世帯のうち3世帯は自国産ガスを利用できるようになる」と説明した。
一方でトルコは17日、1基目のFPU「オスマン・ガジ」を同国最大のガス田であるサカリヤガス田へ運搬した。これにより、サカリヤガス田の生産量は現在の日量950万立方メートルから同2000万立方メートルへ倍増し、年間生産量は73億立方メートルに相当するとの見通しを示した。