[東京 19日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反落し、前営業日比1.21%(790円26銭)安の6万4534円03銭となった。前週末の米国株式市場が下落したことを受け、朝方からAI(人工知能)・半導体関連株を中心に売り先行の展開となり、前営業日比で一時2.28%(1492円51銭)安の6万3831円78銭と約1か月ぶりに6万4000円台を割り込んだ。その後は時間外取引で原油先物価格が下落したことなども手伝い、中盤からは下げ渋った。

・米コアウィーブの社債急落が引き続きAI・半導体株の動きを重くし、前週末の米国株式市場でフィラデルフィア半導体指数(SOX)は3.8%安。

・これを受け、日本株もAI・半導体が売られて始まるが、下値では買いが入って下げ渋る。

・原油高からのインフレ懸念再燃で、景気敏感株も軟化したが、ディフェンシブ銘柄が底堅く全体を下支えする。

・TOPIXは0.39%安の4050.34ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は3兆2724億7100万円。

・東証33業種では、値上がりは鉱業、海運業、石油・石炭製品など21業種、値下がりは非鉄金属、電気機器など12業種。

・個別では、ソフトバンクグループが軟調なほか、ディスコ、レーザーテックなどが大幅安。半面、朝安だったキオクシアホールディングスがプラスに転じ、JT、オリエンタルランドなどが年初来高値を更新した。

・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが656銘柄(42%)、値下がりは845銘柄(54%)、変わらずは50銘柄(3%)。

<野村証券 ストラテジスト 澤田麻希氏>

「AI(人工知能)関連企業の債務問題に加え、原油価格の上昇が株価軟化の要因に。景気敏感株の上値を重くした」

「米国ではインフレ懸念が再び高まってきたことで、相対的に安全性が高い米債に資金がシフトしている様子だ」

「今週後半に本格化する企業の決算発表をきっかけとして、好業績に沿った株価動向の流れになるか注目される」

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