Abu Sultan

[18日 ロイター] - 人工知能(AI)「クロード」を手がけるアンソロピックは18日、自社株の5%を新たな公益基金に拠出すると発表した。「公益」のための寄付をより柔軟に、大規模に行えるようにする。

基金は完全所有の有限責任会社として設立する計画。アンソロピックの企業価値が未公表の基準額から50%上昇するごとに、取締役会の裁量で同社株の2%が追加で拠出される。

アンソロピックは現在、公益法人(PBC)として史上最大規模の新規株式公開(IPO)を計画している。PBCは、投資家の利益を追求するだけでなく、より広範な特定の利益も考慮することを経営陣に義務付ける法人形態だ。

同社は安全性を最優先するAI開発企業と位置付けており、AIが「人類に壊滅的な被害や存続の危機をもたらすリスク」があると指摘。目論見書の本文261ページのうち約80ページをリスク要因の説明に充てた。

同社はブログへの投稿で、公益基金の支援対象として、非営利団体への寄付、特定の人々への直接給付、AIが労働市場に及ぼす影響への対応などを挙げた。

競合するxAIを率いるイーロン・マスク氏はXへの投稿で、「株式を直接一般の人々に配る」ことを勧めた。

アンソロピックは新基金の重点分野の一つに、AIが労働者に及ぼし得る影響を挙げた。同社は既に、労働市場の混乱の研究と対応に2億ドルを拠出すると表明している。

同社は、基金が保有する株式を米国内外のロビー活動や政治献金に使うことはないと説明した。

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