[16日 ロイター] - 欧州医薬品庁(EMA)の諮問委員会は16日、米製薬大手イーライリリーの経口肥満症治療薬「ファウンダヨ」の承認を推奨した。デンマーク同業ノボノルディスクの経口版「ウゴービ」に続き、承認推奨を得た2番目の経口肥満症薬となった。

同諮問委はファウンダヨを成人の体重管理と2型糖尿病治療を目的とした利用で販売承認を推奨した。

今後は欧州連合(EU)欧州委員会による審査を経て、EU域内での販売が最終承認されることになる。

ノボノルディスクとイーライリリーの両社は、2030年までに1000億ドルを超えると予想される市場でより大きなシェアの確保を目指し、経口薬の利用拡大を急いでいる。

ファウンダヨは4月に米国で、8月に英国で発売され、第2・四半期に9800万ドルの売り上げを記録した。

ウゴービ錠は第2・四半期に32億2000万デンマーククローネ(4億8450万ドル)を売り上げた。同薬は7月にEUで承認を取得。また米国、英国、アラブ首長国連邦(UAE)でも販売されている。

バーンスタインのアナリスト、コートニー・ブリーン氏は、イーライリリーが年末ごろにEUで同薬を肥満症薬として発売すると見込み、糖尿病治療については「発売時期は加盟国の保険償還制度次第だ」と付け加えた。

イーライリリーの心臓代謝健康部門のケン・カスター社長は、政府、保険者、医療制度と連携してファウンダヨの恩恵を受けられる人々が着実に利用できるよう支援していくと述べた。

ウゴービ錠と異なり、ファウンダヨは1日のどの時間帯でも、食事や水分摂取の制限なく服用できる。イーライリリーはこの特徴を同薬の重要な利点としてアピールしている。

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