Philip Blenkinsop

[ブリュッセル 16日 ロイター] - 欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は16日、中国からの輸入品に対する一層の制限措置の発動を提案することを明らかにした。EU加盟国首脳からも強い支持を受けていると表明した。EU首脳会談後の記者会見で語った。

EUは中国からのハイブリッド車(HV)の輸入台数を半減させるため、貿易保護措置「セーフガード(緊急輸入制限)」を導入することで中国政府と合意していた。提案する制限措置はこれを上回る規模となる。

EUの対中貿易赤字は1日当たり10億ユーロ(約11億2000万ドル)を超えており、フォンデアライエン氏は中国との合意では構造的な貿易不均衡は解消されないと強調した。

同氏は「だからこそ、われわれは行動を起こさなければならない」とし、「欧州の産業界は対策を要請しており、私たちはそれを真摯に受け止め、さらなるセーフガード措置の導入を含めて対応していくつもりだ」と語った。

フランスのマクロン大統領は首脳会談後に記者団に対し、EUが化学製品、プラスチック、鉄合金への措置に焦点を当てるべきだと訴えた。

フォンデアライエン氏は、EUに対して損害を与える国々に反撃する新たな措置を迅速に制定し、経済を強化することを提案したフランスとドイツの共同文書を歓迎。その上で欧州委はEUの利益を守るため、EU単一市場へのアクセスを迅速に制限できる新たな措置を策定すると明らかにした。

フォンデアライエン氏はEU企業が一部の重要鉱物について単一の供給源に依存することを軽減するため、欧州委が新たな仕組みを提案することも明らかにした。

欧州委は他に、EU域外からの強制措置や報復措置の対象となっている国やセクターを支援するための「連帯メカニズム」も提案する予定だ。

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