Andrius Sytas

[ビリニュス 18日 ロイター] - バルト3国のリトアニアで18日、領空に侵入した無人機(ドローン)とみられる物体が上空で爆発した。警報が発令され、北部と中部で住民が1時間にわたり避難した。ナウセーダ大統領や国防当局者が明らかにした。

ウクライナ外務省はその後、ロシアの電波妨害でドローンが進路から外れた可能性があるとして遺憾の意を示した。

ナウセーダ大統領は「ロシアによるウクライナ侵略戦争が北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)の東側側面にまで波及している」とXに投稿した。

カウナス国防相は、物体がポーランドから侵入したと述べ、同国に共同調査を要請。ポーランド側は、物体がリトアニアへ越境したことはレーダーで確認できていないとした。

NATOの指揮下にあるイタリアの戦闘機2機が緊急発進したが、曇天で物体を目視確認できず、撃墜は試みなかった。リトアニア第2の都市、中部カウナス近郊にあるカナウス空港も一時閉鎖された。軍は北部で残骸とみられる物体を調べており、一部は民間車両に当たったという。

ここ数カ月、バルト海地域ではウクライナのドローンがNATO加盟国の領空に繰り返し侵入。ウクライナ側はロシアの電波妨害が原因と説明しており、懸念が強まっている。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。