[ソフィア 13日 ロイター] - ブルガリアのラデフ首相は13日、同国の黒海沿岸沖で船舶2隻がドローン(無人機)による攻撃を受け、うち1隻が沈没したと明らかにした。同様の事件は1週間で2度目。
ラデフ氏によると、ブルガリア沿岸から約18カイリ(33キロ)沖で13日午前1時半(12日2230GMT、日本時間13日午前7時半)ごろ、ウクライナ所有のマルタ船籍「チェルシー3」がドローン3機の攻撃を受けて損傷した。乗組員のウクライナ人7人とアゼルバイジャン人8人は救助された。5人が医療処置を受けたが、重傷者はいなかった。
沈没した船舶の乗組員1人も救助されたという。
ラデフ氏はテレビ演説で「ブルガリア領海のすぐ近くで再び攻撃が起きた。断じて容認できない」とした上で「北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長と協議する予定だ」と語った。
攻撃の実行主体を示す明確な証拠はないとしながらも、「結果はロシアの利益になるものだ」と指摘。この事件についてロシア大使を呼び出すと述べた。
ブルガリアはウクライナともロシアとも国境を接していないが、NATO加盟国として、両国が主要港を持つ黒海で戦略的に重要な位置を占める。