Alicja Surdy Marta Maciag

[13日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)が防衛技術向上に向けて創設したイノベーション基金(NIF)のトップは、ロイターに対し、ロシアのウクライナ侵攻を受けてNATOの防衛技術の優先順位が変わりつつあると述べ、対無人機(ドローン)システムや宇宙からの監視などの技術確保が急務と指摘した。

NIFはNATO加盟24カ国が出資する10億ユーロ(11億2000万ドル)規模のベンチャーキャピタル(VC)ファンド。NATO東部地域で軍民両用(デュアルユース)技術の開発を加速させるため、ポーランドの首都ワルシャワに拠点を設け、投資先を探す。

アリ・ヨンソン総裁は、ウクライナでの戦争から得た教訓がNIFの投資戦略に大きな影響を与えてきたと述べた。

「この地域では、ほかで見られないほどの規模で無人機の侵入が起きている」とし「実際に脅威を目の当たりにすると、意識が変わる」と語った。

ヨンソン氏によると、NATO東部地域で喫緊の課題となっているのは、無人機を探知・追跡・無力化する技術と、宇宙を拠点とする情報収集・偵察能力だという。ポーランドは国防費が多く、新しい技術を積極的に受け入れ、エンジニアリングの基盤も強いため、投資先として魅力的だと話した。

次世代の防衛技術を求めて、あえて従来の防衛関連企業以外にも目を向けていると説明した。

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