Padmanabhan Ananthan

[12日 ロイター] - 米製薬大手ブリストル・マイヤーズ・スクイブは12日、開発中の特発性肺線維症(IPF)治療薬「アドミルパラント」について、後期臨床試験ではより低用量(60ミリグラム)の投与によって病状の進行が抑制されたと発表した。承認されれば、IPF治療薬として初のLPA1阻害剤となる見通しだ。

患者1255人が参加した試験で、LPA1タンパク質受容体を阻害することで肺の線維化に関わる経路を標的とする同薬について2つの経口投薬量を検証した。

ブリストル・マイヤーズによると、1日2回60ミリグラム投与群は52週間後の肺機能維持で、プラセボ(偽薬)群を上回る効果を示した。しかしより高用量の120ミリグラム投与群では、試験の主要評価項目を達成できなかった。

アナリストらは安全性の懸念を理由に結果への期待を控えめにしていたとし、同薬の商業的可能性を評価するためには完全なデータが必要だと指摘した。

ただウィリアム・ブレアのアナリスト、マット・フィリップス氏は、60ミリグラム用量の成功がブロックバスター(大型新薬)となる可能性を示すとし、2032年の売上高を約13億ドルと推計した。

現在IPFの治療薬には、独同業のベーリンガーインゲルハイムの「オフェブ」と「ジャスケイド」、スイス同業のロシュの「エスブリエット」が含まれる。

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