[ロンドン 9日 ロイター] - 金融システムのリスクを監視する国際機関、金融安定理事会(FSB)は9日、経営危機に陥った銀行に対する緊急資金供給の仕組みを強化するよう各国・地域の当局に要請した。危機時に流動性を供給する各国の能力に大きなギャップがあることが分かったとしている。

• FSBは、納税者負担による救済に頼らずに銀行を破綻処理するための基準に対する進捗状況について相互審査を実施。その結果、資金供給の仕組みが明確に定められ、十分な規模を備え、迅速に実行できる国・地域は半数に満たなかったという。

• 今回の審査は、クレディ・スイスの破綻など、2023年の銀行混乱を受けて始まった取り組みの一環。

• FSBは、最近の破綻事例は銀行がいかに急速に深刻な流動性危機に陥り得るかを示したと指摘した。

• その上で当局に対して、銀行破綻時に一時的に投入できる公的資金をあらかじめ特定することや、支援を提供するための明確な法的根拠を整えること、損失が生じた場合に回収できる権限を確保することなどを勧告した。

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