世界保健機関(WHO)が子供の肥満対策に関する新たなガイドラインを発表した。しかしその勧告内容は、アメリカのロバート・F・ケネディJr.厚生長官が提唱する対策と若干の食い違いがあった。

子供の肥満は1990年以来、世界中で4倍に増加した。このトレンドに関連して別の疾患も増加傾向にあり、子供の健康に関する懸念が強まっている。ケネディはトランプ政権下で子供の肥満対策を自身の活動の中心に据え、特に体に何を取り入れるかを重視している。

その一つとしてケネディが推奨しているのは、子供たちに適正量のタンパク質を摂取させることだ。

「過去の食事ガイドラインはタンパク質を悪者扱いして炭水化物に味方していたが、今回のガイドラインでは、高品質で栄養豊富なタンパク食を全ての食事において優先することで、最高水準の科学を反映させた」。アメリカ保健福祉省(HHS)のガイドラインはそう記している。

ケネディは、体重1キロあたり1.2~1.6グラムのタンパク質摂取を奨励する。一方、WHOのガイドラインはタンパク質の摂取に関する具体的な勧告は盛り込まず、タンパク質を増やすと体重が増える可能性に言及した。

WHOは新しいガイドラインの中で、タンパク質が多い食事の影響を「不確か」と形容。「非常に質の低い証拠」に基づき、高タンパク食の摂取が「体重、BMI、腹囲、収縮期血圧をわずかに上昇させる」可能性が指摘されているとした。

保健福祉省のグレース・デイビス報道官は、国民の食事ガイドラインに対するケネディのアプローチについて「可能な限り最高の科学的知見を根拠としている」と本誌に説明。高品質のタンパク源、乳製品、非加工食品が「健康的な食生活の中心」だと強調し、こう語った。

「ケネディ長官の下、HHSは国民向けの食事ガイドラインを刷新し、栄養価の高い非加工食品を優先するとともに、子供たちを活動させて健やかな成長を支え、子供の肥満と闘う取り組みを立ち上げた」

WHOとケネディJr.の共通点
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