[7日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)のシュワルツ所長は7日、ロシア・シベリアにあるペスト研究所の職員が死亡した事例について、米国へのリスクは極めて低いとの認識を示した。ただ、渡航者の監視や検査を実施する用意はできているとした。
ワシントンで開かれたイベントで「国土安全保障省、国務省、戦争省(国防総省)などの政府機関と連携し、当該地域から米国に入国する人がいれば正確に把握できる体制を整えている」と述べた。
ニューヨークのジョン・F・ケネディ(JFK)国際空港にはCDCの検疫所があり、当該地域から米国に入国する渡航者の監視・検査を実施できると説明した。
厚生省はJFK空港で検査を実施する計画があるかどうかについて、現時点でコメント要請に応じていない。
同省報道官によると、シベリアから米国へ渡航する人は年間約200人。ロシアと米国の直行便は、ロシアによる2022年のウクライナ侵攻開始以降、停止されている。
ロシアの衛生当局は7日、シベリアで流行が広がるリスクはないと表明した。
シュワルツ氏は「政府全体で取り組んでいるのは、この脅威が一体どのようなものなのかを正確に把握することだ」とした上で、「米国への脅威は極めて低いと強く確信している」と述べた。
トランプ米大統領は7日、今回の事例について、生物兵器が原因ではないとの見方を示した。