[ニューヨーク 7日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ユーロが急落した。財政懸念からフランス国債が改めて売り圧力にさらされたことが背景。ドルは直近の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表後に上げを維持した。
ユーロは0.53%安の1.1198ドルに下落し、5日に付けた17カ月ぶり安値に迫った。
ユーロ圏金融・債券市場では、フランスとイタリアの国債利回りが急上昇した。
マネックスUSA(ワシントン)のシニアトレーディングディレクター、フアン・ペレス氏は「欧州の問題は、しばらくの間、歳出を膨らませる一方で歳入をあまり増やさない福祉国家型の運営を続けてきたことで、それがついに重荷になってきた点だ。見通しは良くない」と述べた。
主要通貨バスケットに対するドルの値動きを示すドル指数は0.32%高の102.24。FOMC議事要旨公表を受けて一時上昇幅を縮めたものの、その後持ち直した。
米連邦準備理事会(FRB)が7日公表した9月15─16日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によると、利上げの理由を巡って当局者の見解が分かれていた。
ドルはエネルギー価格が高止まりしていることにも支えられた。ただ原油価格は、不安定な値動きの中で序盤の上昇幅を失った。ペレス氏は「エネルギー資源へのアクセスが困難な局面で米ドルが急伸するという力学は、すでにある程度理解している」と述べた。
CMEのフェドウォッチによると、今月下旬のFOMCで少なくとも25bpの利上げが実施される確率は19.4%と、1週間前の約38%から低下した。一方、12月のFOMCでの利上げ確率は83%と織り込まれている。
英ポンドは対ドルで0.42%安の1.3216ドル。一方、対ユーロでは2025年6月以来の高値を付けた。
対円では、ドルが0.09%安の157.95円となった。
ドル/円 NY終値 158.06/158.11
始値 158.30
高値 158.39
安値 157.91
ユーロ/ドル NY終値 1.1195/1.1199
始値 1.1190
高値 1.1203
安値 1.1166