「あの、もしかして私のことをご存じない方はいらっしゃいますか? 知らなかったらどうしようかと心配していたんですが……(笑)」

ジョークを飛ばしながらマイクを握ると会場が沸いた。9月2日、韓国・ソウルのキューブコンベンションセンターで開催された音楽ビジネス見本市MU:CON(ミューコン)で、壇上に立ったのはジェジュン(JAEJOONG)。2004年に5人組ボーイズグループの東方神起としてデビューし、現在はソロ歌手として韓国、日本をはじめ世界各地で活動する彼だが、この日ステージで見せたのはアーティストではなく、経営者の顔だった。

Kポップのグローバル展開では、今やHYBE、SMエンタテインメント、JYPエンターテインメントなど大手事務所の存在感が大きい。拠点やネットワークを持つ大手に対し、中小事務所はどこで勝負すればいいのか。

23年に自らKポップ事務所iNKODE(インコード)を立ち上げた彼が語ったのは、資本で大手に及ばない中小企業がどうグローバル市場で戦うか、という戦略論だ。ジェジュンはまず、こう言い切った。「グローバルに拡張するのではなく、最初からグローバルを設計しなければならない」

中小事務所が陥りやすい失敗は
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