Scott DiSavino
[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米国時間の原油先物は序盤の下げを取り戻し、ほぼ横ばいで終了した。中東からの原油輸出の増加や主要7カ国(G7)による緊急備蓄からのディーゼル燃料放出計画と、イエメンの親イラン武装組織フーシ派の攻撃に伴う供給懸念とを見極める展開となった。
清算値は、北海ブレント先物が0.26ドル(0.3%)高の1バレル=100.58ドル。米WTI先物は0.01ドル高の89.44ドル。
大手石油商社ビトルの最高経営責任者(CEO)は6日、価格上昇圧力を和らげるために必要な量とされる日量約1200万バレルの原油と同200万バレルの石油製品が、過去7─10日間に中東から出荷されたと明らかにした。
サウジアラビアのアブドルアジズエネルギー相も6日、紅海沿岸の石油輸出拠点ヤンブーに通じる東西パイプラインの送油量が、同日朝の時点で580万バレルに達したと明らかにした。
こうした中、サウジアラビア航空当局は、フーシ派との対立が激化する中、ジャザンとナジュランにあるサウジの2空港が5日に攻撃の標的となり、3人が負傷し、限定的な被害が出たと明らかにした。中東でのさらなる供給途絶の可能性が意識され、原油価格の下落幅は限定的なものにとどまった。