[ニューヨーク 6日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではユーロが上昇し、1日としては7週間ぶりの大幅な上昇を記録する見通し。フランス国債利回りの低下を受け、ユーロ圏債市場の緊張に対する懸念が和らいだ。
ユーロ/ドルは0.35%高の1.126ドル。1日としては8月19日以来の大幅高となる見通し。前日の取引では、約1年5カ月ぶりの安値を付ける場面もあった。
主要通貨に対するドル指数は0.32%安の101.83。1日の下げとしては9月3日以来最大となる見込み。
原油相場の落ち着きを背景に、仏10年債利回りは6日の取引で低下。同債利回りはここ数週間で急上昇し、指標となる独債との利回り格差は月初に2011年のユーロ圏債務危機以来の最大水準に拡大していた。
ポンド/ドルは1週間ぶりの高値となる1.3283ドルを付けた後、終盤の取引では0.42%高の1.3275ドル。ポンドも1日としては8月19日以来の大幅高となる勢い。 一方、ドル/円は0.11%高の158.08円。 日銀の植田和男総裁は6日、基調的な物価上昇率が2%に近づいている中、金融環境が緩和的なことを踏まえれば「経済・物価・金融情勢に応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和度合いを調整していくことになる」と述べた。その上で、政策調整のタイミングやペースは、経済・物価の中心的な見通しが実現する確度やリスクを点検しながら検討していくとした。 米連邦準備理事会(FRB)は月末の会合で金利を据え置くと見込まれている。CMEのフェドウォッチによると、同会合で0.25%ポイント利上げが実施される確率は約19%と、1週間前の約51%から低下した。しかし、市場が織り込む12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率は86%となっている。 ゴールドマン・サックスのアナリストはレポートで、9月のドルの上昇について、米株式市場でのハイテクおよび人工知能(AI)関連銘柄の比重の高まりと、最近の米経済成長の好調さが一因だと指摘。ただ、FRBが金融引き締めに忍耐強いアプローチを強調していることなどを理由に、短期的なドルの強さについては慎重な見方を示した。 こうした中、カンザスシティー地区連銀のシュミッド総裁は6日、長期金利の上昇が一部の経済活動の重しになっているとしても、FRBがインフレ抑制のために追加利上げを実施する必要があるとの考えを示した。
ドル/円 NY終値 158.10/158.14
始値 158.18
高値 158.21
安値 157.92
ユーロ/ドル NY終値 1.1258/1.1261
始値 1.1242
高値 1.1276
安値 1.1242