John Irish

[パリ 6日 ロイター] - フランス国防省は6日、最新の潜水艦発射弾道ミサイル「M51.3」の初めての発射試験を行ったと発表した。2025年10月に配備され、射程は9000キロ以上と推定されている。ロシアとの緊張が高まる中、核戦力を近代化することで抑止力を向上する戦略の一環となる。

マクロン大統領は「われわれがより強くなったというメッセージが明確に伝えられた」と、発射を見守る自身の動画と共にXに投稿した。弾道ミサイルは、整備を終了した原子力潜水艦の能力を確認する作戦の一部としてブルターニュ沖から発射された。国防省は国際法を順守して実施したと説明している。

ロシアのプーチン大統領は先週、西側諸国に対し、ウクライナを巡る対立を深めないよう警告。ポーランドとリトアニアに挟まれたロシアの飛び地カリーニングラードを防衛するため、必要であれば核兵器を用いる意向を明らかにした。北大西洋条約機構(NATO)は「いかなる活動も、ロシアの領土への脅威とはならない」と主張。プーチン氏も、欧州諸国を攻撃する計画はないとの意向を示している。

マクロン氏は今年3月、核搭載可能な兵器の欧州同盟国への配備や、共同演習を実施する構想を打ち出した。フランスは、世界第4位の核弾頭290発を維持するため、年約56億ユーロ(約60億4000万ドル)を支出。ロシアと米国はそれぞれ5000発超、英国は225発を保有している。

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