ディズニー・アダルトには各々の理由が
シェーンの記事を読んで、私は自分がなぜこんなにディズニーを好きになったのか、あらためて考えてみた。
ディズニー・アダルトには、それぞれ理由がある。
私の場合、両親が離婚したあと、父が私を引き取り、母とは年に数回しか会えなくなった。その数少ない機会のひとつに、母が私を『リトル・マーメイド』へ連れていってくれた。
映画館を出ようとしたとき、支配人に呼び止められた。どうやら上映中に空調が壊れていたらしく、そのお詫びとして無料鑑賞券を渡された。
では、その券をどうしたか。私たちはそのまま映画館に戻り、次の回の『リトル・マーメイド』をもう一度見た。
正直、暑かったことなんてまったく覚えていない。覚えているのは、母の隣に座っていられる時間が、映画一本分ではなく二本分になったことだけだ。それ以来、ディズニー映画を見ることが私たちの恒例になった。
家族でディズニーワールドへ行けるだけのお金を貯めるには10年かかった。私は、あの旅行を今でも忘れていない。
そして、その習慣は本当の意味では終わらなかった。私が大人になるにつれて、形を変えていっただけだ。
今のパートナーと出会ったときも、早い段階でディズニー好きという共通点から意気投合した。それ以来、ディズニーは私たちの関係にとって大切なものになった。二人で初めて見た映画は『リメンバー・ミー』だった。
誕生日も、祝日も、ディズニーで過ごす。私たちは、自分たちが幸せになれる場所で、意識して思い出を作っている。それが悪いことなのだとしたら、私は愛というものを根本から間違えているのかもしれない。
でも、これだけ幸せなのだから、案外いい線をいっている気もする。