[ワシントン 2日 ロイター] - トランプ米大統領は2日、韓国との通商合意に84億ドル規模の石油増進回収(EOR)プロジェクトが含まれると明らかにした。ただ、 韓国の聨合ニュースは産業通商資源省高官の話として、同プロジェクトは両国間の戦略的投資協定の一環ではないと報じた。

トランプ大統領は自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に「韓国との合意は一段と改善している!石油増進回収プロジェクトに84億ドルが投じられる。石油・ガスの増産は、米国のエネルギー覇権と将来に向けた世界のエネルギー安全保障につながる!」と投稿した。

聨合ニュースによると、韓国産業通商省の当局者は、合意の範囲は両国政府が2025年11月に発表した共同ファクトシートの内容に限られ、石油増進回収事業は含まれていないと述べた。

トランプ氏は11月の中間選挙を前に経済・投資案件を経済面の実績としてアピールしている。

9月30日には、韓国が米国内の事業に約2000億ドルを投資すると発表した。ただ、投資計画の柱の一つとされたアラスカ州の液化天然ガス(LNG)事業向けの540億ドル規模のパイプライン建設について、韓国政府は、現時点で確定したものではないと説明した。LNG事業計画は採算性と法的手続きの順守を評価する審査を受ける予定で、一定の商業的・法的条件が満たされた場合に限って進めるとしている。

アラスカのLNG事業は数十年前から計画されているが、いまだに投資の確約を得られていない。

トランプ氏は2日、韓国による投資を発表したことについて「勇み足ではない」とホワイトハウスで記者団に述べた。「韓国側はその場にいて、代表者もいた」とし、韓国が投資を見送れば、追加関税を課すことになると警告した。

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