Anhata Rooprai Akash Sriram
[2日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラが2日発表した第3・四半期(7─9月期)の世界納車台数は48万6532台と、市場予想を上回った。欧州での需要回復が、米国での税制優遇措置の失効や中国での競争激化による影響を相殺した。
同社の株価は午前の取引で約4%超上昇した。
ビジブル・アルファがまとめたアナリスト予想平均は45万6896台だった。今年初めとは異なり、アナリストらは納車台数の通年予想を引き上げている。2026年の納車台数は182万台と、6月時点のコンセンサス予想の165万台から上方修正した。
ただ、納車台数が3年連続で前年比減となる事態を回避するには、同社は第4・四半期に少なくとも31万1448台を納車する必要がある。
欧州では昨年、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の政治的言動への反発などから販売が低迷したものの、欧州連合(EU)での新車登録台数は8月までで約3分の2増加。フランスでは「モデルY」が全車種を通じて最も売れた車となった。
モーニングスターのアナリスト、セス・ゴールドスタイン氏は「この堅調な数字により、テスラは2年連続の減少を経て、通年の納車台数が増加に転じる軌道に乗った。FSD(完全自動運転)が、消費者が他の自動車メーカーではなくテスラを選ぶ決め手となっている」と述べた。
テスラの第3・四半期の車両生産台数は46万4391台で、予想の48万6761台を下回った。