[1日 ロイター] - HSBCは1日、2026年の金平均価格が1オンス=4490ドルになると予想し、前回予想の4560ドルから下方修正した。27年も4825ドルとし、前回予想の4925ドルから引き下げた。

米連邦準備理事会(FRB)の追加利上げや原油価格の上昇が短期的な重荷となる可能性があるとしながらも、長期的な下支え要因は維持されると見込んだ。HSBCのエコノミストらは、FRBが12月に追加利上げを実施すると予想している。

さらに、米国とイスラエルのイラン攻撃に端を発した中東紛争の長期化が原油価格の再上昇を招き、インフレを加速させ、金利が長期にわたって高止まりする可能性が強まると言及した。

HSBCは、年内の金価格が1オンス=3950―4600ドルの範囲で推移し、27年には4300―5300ドルの範囲で推移すると予測。28年の金平均価格が5200ドル、29年は5300ドルになるとの予測を据え置いた。

金価格は、イラン攻撃後に20%超下落している。これは原油価格が急騰してインフレ圧力が強まり、FRBの利上げにつながったためだ。

一方でHSBCは、財政赤字の拡大や政府の債務残高の高止まり、経済政策をめぐる不確実性の高まりなどが金価格の長期的な追い風要因になると予想。これらが相対的に安全な資産としての金に対する投資家の需要を再びかき立てるとの見方を示している。

また、中国での投資需要が堅調で、インドでの需要が回復しており、中央銀行は長期的に金の買い増しを続ける見込みだと指摘。金価格が低迷している時期には、中銀が購入量を増やす可能性があるとの見方を示した。

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