[バンコク 1日 ロイター] - ドイツ半導体大手インフィニオン・テクノロジーズは1日、タイに新工場を開設した。タイは東南アジア域内の競争激化を背景に、半導体産業への投資誘致を推進している。

• バンコク近郊にある新施設は半導体の組み立て・検査などを担う後工程拠点。初期投資額は1億ユーロ(1億1357万ドル)超。

• タイ投資委員会(BOI)の声明によると、プロジェクトの総額は14億ドル。

• インフィニオンのアレクサンダー・ゴルスキ最高執行責任者(COO)によると、同拠点は開設当初、半導体製造に必要な制御環境であるクリーンルームを最大3万平方メートル備え、将来的には15万平方メートルまで拡張可能だという。

• ゴルスキ氏は「これは戦略的な長期投資だ」と述べ、中国などの主要市場への近さをタイの強みとして挙げた。

• 同氏によれば、インフィニオンは米国、欧州、中国と東南アジアに13カ所の製造拠点を持ち、既存のクリーンルーム容量を活用すれば、売上高を倍増させる可能性もある。

• タイでの事業拡張はまた顧客にデュアルソーシングを提供するための取り組みの一環でもある。ゴルスキ氏は「マレーシアの工場で何らかの問題が発生しても、タイ工場を通じて顧客をサポートすることができる」と説明した。

• BOIのナリット事務局長は、半導体分野における長期戦略の一環として、フォトニクス、パワー半導体、センサーに重点を置き、2030年までに180億ドルの半導体投資の誘致を目指していると表明した。

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