Philip Blenkinsop

[ブリュッセル 1日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会の最高貿易執行責任者を務めるデニス・レドネット氏は1日、欧州議会の貿易委員会で証言し、EUの輸入品のほぼ4分の1が「懸念すべき」ペースで増加しており、その主因は中国からの輸入品だと説明した。

レドネット氏は輸入が継続的に異常なペースで増えている分野として、機械、繊維、基礎金属、化学などを挙げた。

欧州委員会は2025年に3600億ユーロ(4070億ドル)に達した中国との財の貿易赤字への対応を巡り、中国政府との協議を強化している。

中国からEUへの輸入が増加している一方、EUの対中輸出はほぼ同じペースで減少している。EUは今月中に、中国による何らかの輸出管理措置で合意することを期待している。

レドネット氏は「輸入実績の結果を見ると、現時点でEUの全輸入のほぼ4分の1について潜在的に懸念すべき傾向が示されており、これは重大な懸念事項だ」と指摘。「こうした輸入増加の主な要因は、中国および中国産品にある」と述べた。

2025年のEUの輸入総額は2兆5300億ユーロ(2兆8600億ドル)に達し、このうち5710億ユーロが中国からの輸入だった。

こうした輸入増加を背景に、業界からは貿易防衛措置の発動を求める要請が急増している。

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