Bhanvi Satija Mariam Sunny

[1日 ロイター] - フランス製薬大手サノフィと提携先の米バイオ医薬品会社リジェネロン・ファーマシューティカルズ は1日、最大80億ドル規模の契約に基づき4つの新薬を共同開発するとともに、これまでの訴訟を解決すると発表した。アナリストらはこの動きが両社のぎくしゃくしていた提携関係の再構築を示し、サノフィのベレン・ガリーホ新最高経営責任者(CEO)が早速成果を上げたと指摘している。

サノフィは前払金として10億ドルを支払い、さらにマイルストーン達成時に追加で70億ドルを支払う。両社は4つの新薬の開発費用と将来の利益を折半し、研究開発はリジェネロンが主導し、承認された場合はサノフィが世界的な販売を担当する。

ガリーホ氏は投資家向け電話会議で「相互信頼がこの拡大した提携関係の指針となる」とし、提携には両社にとって明確な役割分担と説明責任が含まれると付け加えた。

ガリーホ氏は5月にサノフィのトップに就任し、同社の戦略的見直しを主導。投資家に対して意思決定の迅速化を約束している。バークレイズのアナリストらは、前任者のポール・ハドソン氏が、サノフィの売上高トップのアレルギー治療薬「デュピクセント」などを生み出したリジェネロンとの提携拡大を試みたが失敗に終わったと指摘した。

ジェフリーズのアナリスト、マイケル・ロイヒテン氏は「これらの資産は初期段階にあるものの、投資家が直面する最も重要で対処可能な不確実性に対し、提携拡大は新CEOが積極的に取り組んでいることを示しており、肯定的に評価されるべきだ」との見方を示した。

4つの新薬にはアトピー性皮膚炎の治療薬候補が含まれ、現在初期臨床試験が進められている。ガリーホ氏はアトピー性皮膚炎薬の市場規模が今後5年で倍増する可能性があると述べた。

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