Florence Loeve

[パリ 1日 ロイター] - 欧州最大の防衛技術企業、仏タレス のパトリス・ケイン最高経営責任者(CEO)は、人工知能(AI)によって高度化したサイバー攻撃が「恐ろしい」勢いで増加しており、AIを活用した防御への投資を増やし、攻撃のペースに追い付く必要があると訴えた。サイバーセキュリティーツールを紹介する顧客向けイベントで語った。

攻撃側はAIによって素早く動き、高度な攻撃を容易に仕掛けられるようになっており、一部のAIモデルは人間の監督なしに自律的に動作できるようになりつつあるが、一方で同技術は防御側にも有効に利用できるのに、「残念ながら注目度はずっと低い」と指摘。「こうしたサイバー攻撃が毎日、毎月、毎年、どれほどの速さで増えているのかを見ると、本当に恐ろしい」と危機感を露わにした。

また攻撃側の性質にも変化が起きており、「国家主体によるサイバー攻撃も増えている。標的は政府機関や公的組織だけでなく、重要インフラを運営する民間企業にも及んでいる」と分析。「AIは攻撃側が攻撃に使っているのと同じ規模、同じスピードで、自らを守り、防御するために利用できる」と訴えた。

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