Prathik Jayaprakash

[1日 ロイター] - 1日のニューヨーク株式市場で、米ITコンサルティング大手アクセンチュアの株価が前日比15.8%高と、終値ベースで1日として過去最大の上昇率を記録した。市場予想を上回る年間売上高の伸び率見通しを示したことで、人工知能(AI)による事業への打撃を巡る懸念が和らいだことが理由だ。

企業の間では、複雑な業務の自動化やAI導入を支援する外部の技術パートナーへの需要が堅調に推移している。アクセンチュアの見通しを受け、低迷していた同業他社のコグニザント・テクノロジー・ソリューションズ 、IBM やインド同業のウィプロ とインフォシス の米上場株も値上がりした。

インタラクティブ・ブローカーズのチーフ市場アナリスト、スティーブ・ソスニック氏は「多くの機関投資家がソフトウエア分野への資金配分が不足していると感じている。アクセンチュアは明らかにそのケースで、投資家は同社に対する見方を急速に見直している」と述べた。

ソフトウエア株は今年初め、米アンソロピックが新たなツールを発表し、AIがソフトウエア企業の製品やサービスを代替するとの懸念が強まったことをきっかけに売られた。その後はおおむね値を戻したものの、ITサービス企業の回復は遅れ、アクセンチュア株は前日までに年初来で約3分の1下落していた。

同社が公表した最新の2027年度売上高伸び率見通しは前年比3-6%で、レンジの中心はLSEGがまとめたアナリスト予想平均の3.9%を上回った。

第4・四半期(6─8月)の受注額は前年同期比4%増の221億7000万ドル。コンサルティング部門の売上高は7%増の92億8000万ドルとなり、全体の売上高は186億8000万ドルに増加して、市場予想の180億3000万ドルを超えた。

ジュリー・スウィート最高経営責任者(CEO)は決算発表後の電話会見で、成長戦略を加速させる機会があるとして、27年度に企業買収へさらに約50億ドルを投じる見通しを示した。アクセンチュアは6月、産業用制御システムのサイバーセキュリティーを手掛けるドラゴスへの過半数出資を含め、総額41億8000万ドルのサイバーセキュリティー関連の3件のディールを発表している。

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