Hiroko Hamada
[東京 1日 ロイター] - 午前のドルは158円前半へ上昇した。日銀が朝方に公表した9月の金融政策決定会合における「主な意見」や短観の結果を受けて連続利上げの思惑が後退し、約1週間ぶりの水準までドル買い/円売りが進んだ。ただ、市場ではドル158円半ば付近では口先介入が入る可能性も指摘された。
・9月日銀短観では、大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス24と6期連続で改善、大企業・非製造業はプラス35と5期ぶりに悪化。
・物価見通しはほぼ横ばいで、市場では物価の加速的な上昇がみえないことから、日銀が9月に続き次回10月会合でも利上げを行うほどの材料がないとの見方。
・9月会合では、先行きも短いスパンでの利上げが必要だとする意見が複数出されていたことが明らかに。
・ドルは朝方の157円前半から、11時過ぎには一時158.22円付近まで上昇。
・引き続き当局による介入警戒はくすぶる。200日移動平均線が位置する158.50円付近では口先介入が入る可能性があるとの見方も。
<ソニーフィナンシャルグループ シニアアナリスト 石川久美子氏>
「主な意見の内容は概ねタカ派的だったが、内閣府出席者から利上げペースを速めないようけん制する発言があった点を踏まえると、10月利上げを後押しするような内容ではなかった」
「足元の円安が一巡した後はドル主導の相場となりそうだ。米金利の先高観が根強く、引き続きドルは底堅い展開を想定」