[東京 1日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は大幅続伸し、前営業日比2.4%(1602円09銭)高の6万8355円81銭だった。金利上昇に対する懸念は残るものの、米国でマイクロン・テクノロジーが予想を上回る決算を発表したことをきっかけにAI(人工知能)・半導体関連株が物色され、取引時間中では8月18日以来、約1カ月半ぶりに6万8000円台を回復。ただ、主力株を中心に下落する銘柄が多く局所的な上昇との見方もある。TOPIXは小幅高にとどまった。
・AI・半導体関連株買いが活発化。反対に、主力銘柄の多くが軟化し、半導体一色の相場展開に。
・9月日銀短観は大企業・製造業の業況判断指数(DI)が6期連続で改善。
・9月日銀金融政策決定会合で短いスパンでの利上げが必要との意見が複数出たと明らかになり、利上げ懸念を残す。
・今日の大幅高によって、日経平均はテクニカル面で強気に転換したとの指摘も。
・TOPIXは0.13%高の4113.97ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は3兆9045億4400万円。
・東証33業種では、値上がりは海運や鉱業、保険など16業種、値下がりはその他製品や精密機器、医薬品など17業種。
・個別では、キオクシアHLDG、アドバンテスト、ソフトバンクグループなどが上昇したが、トヨタ自動車、三菱UFJフィナンシャル・グループはさえない。
・東証プライム市場の騰落数は値上がりが515銘柄(33%)、値下がりは992銘柄(63%)、変わらずは42銘柄(2%)。
<野村証券 投資情報部ストラテジスト 秋山渉氏>
「AI・半導体関連株の上昇が日経平均を押し上げる一方で、主力銘柄に軟調な銘柄が多く、局所的な上昇相場の印象が強い」
「TOPIXのもたつきは、前日の相場が幅広い物色で急速な上げとなったことの影響もある」
「日経平均が終値で75日移動平均線(6万6671円15銭=9月30日現在)を上回れば、相場の風向きが変わりそうだ」