Patrick Wingrove

[30日 ロイター] - 減量用注射薬からデンマーク製薬大手ノボノルディスクの1日1回服用する経口肥満症治療薬「ウゴービ」に切り替えた患者は、引き続き体重が減少した。イタリア・ミラノで30日に開催された欧州糖尿病学会(EASD)で発表された臨床試験のデータで明らかになった。同社は経口肥満症薬市場で、米同業イーライリリー に対する優位性の維持を図ろうとしている。

研究に参加した194人は、ウゴービやイーライリリーの「ゼップバウンド」を含む注射型肥満症薬から、ウゴービやノボノルディスクの糖尿病薬「オゼンピック」の有効成分であるセマグルチドの経口薬へと切り替えた結果、3カ月で平均4.1%の減量を記録した。

患者は切り替え後に体重がベースラインの100.5キロから平均4.0キロ減り、臨床的に肥満に分類された参加者の割合は3カ月後に87.1%から65.5%に低下し、41%近くが少なくとも5%の減量に成功した。

ノボノルディスクは2021年に注射剤のウゴービを発売し、欧州で時価総額トップの上場企業に躍り出た。その後、同社の勢いは急激に逆転した。肥満症薬市場のリーダーとしてイーライリリーがノボノルディスクを追い抜く中で、同社の株価はピーク時から70%超下落している。

ノボノルディスクが今月行った発表によると、同錠剤の発売後、米国における肥満治療薬の処方箋のうち約3分の1を経口薬が占めるようになり、同社は新規の経口薬処方箋の80%超を獲得している。

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