[マドリード 30日 ロイター] - スペインのサンチェス首相と同国を初めて公式訪問したフランスのマクロン大統領は30日、英国のバーナム首相が欧州連合(EU)との将来の関係について復帰の選択肢も含めて検討すべきと述べたことを歓迎する姿勢を示した。一方で、中国からの輸出攻勢に対して欧州は守りを固めなければならないとの認識で一致した。
バーナム英首相が同日午前のインタビューで英国のEU再加盟の可能性に言及したことに対し、マクロン氏は「素晴らしいニュース」であり「良い決断だ」と称賛した。
サンチェス氏も「私たちは(英国を)両手を広げて迎え入れる」と賛同した。
マクロン氏のスペインへの初めての公式訪問後、サンチェス氏は両国が「私たちの大陸と欧州モデルに対する敵への抵抗」での欧州のリーダーだと評した。
両氏は10月に予定されているEUの予算交渉を前に、EUの追加財源確保でより柔軟な対応を求めた。サンチェス氏は「国民の懸念に応えようと最前線で奮闘している」各国政府に対し、EUは「もう少し共感を持ってほしい」と訴えた。
一方、中国の輸出攻勢から産業を保護するためのEUの協議について両氏は、自動車などの主要産業の技術移転に関して中国の投資家から確約を得ることの重要性を強調した。スペインが中国の投資家を誘致する取り組みを進める中、一部の利害関係者は保護措置が不十分だとする懸念を示していた。
マクロン氏は「(フランスとスペインの国境にある)ピレネー山脈の両側には、不公正な競争にさらされた際に保護を必要とする関係者がいる」とし、「私たちが欧州人として団結しなければ、成功の可能性はない」と強調した。