[ワシントン 29日 ロイター] - 米労働省が29日発表した8月の雇用動態調査(JOLTS)によると、求人件数は前月から25万6000件減少し、707万9000件となった。一方、レイオフ(一時解雇)は低水準にとどまり、労働市場の安定を示唆した。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は722万5000件だった。

7月分は当初発表の727万1000件から733万5000件に上方修正された。

8月の求人率は4.3%と、7月の4.4%から低下した。採用件数は4万6000人増の519万2000人。採用率は3.3%と、7月の3.2%から上昇した。

レイオフ・解雇件数は6万1000人減の164万1000人。解雇率は1.0%と、7月の1.1%から低下した。

多くのエコノミストは、夏場を通じて苦戦していた労働市場が持ち直したと見ている。労働市場の安定は、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ対策に注力する余地を与える。

労働市場の安定は、歴史的な低水準にある一時解雇が主に支えている一方で、企業は採用拡大には慎重な姿勢を維持している。エコノミストらは、エネルギー価格を押し上げ、インフレを加速させている米国・イスラエルによる対イラン戦争に起因する不確実性をその要因として挙げている。

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