[北京 29日 ロイター] - 中国は29日、中銀貸出金利を一部引き下げるほか住宅ローンの利払いを補助するとし、減速する景気を下支える施策を発表した。
今回の措置は、国務院(内閣に相当)が経済的な圧力の高まりに対処するためカウンターシクリカルな政策支援を強化すると表明したことを受けたもの。
中国人民銀行(中央銀行)は声明で、担保付補完貸出(PSL)金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げると発表した。1年物のPSL金利は1.75%から1.5%に下げる。 またPSLの対象を広げ、水利、送電網、コンピューティング、通信、都市パイプライン、物流ネットワークへの投資を支援するとした。
さらに、科学技術イノベーションと技術改善を支援する再貸出枠を2000億元(298億4000万ドル)増やし1兆4000億元とした。農業・中小企業向け再貸出枠は5000億元増の4兆8500億元、民営企業向け再貸出枠は3000億元増の1兆3000億元とした。
人民銀は潤沢な流動性を維持し、実体経済を支える水準に金利を誘導する方針を示した。
一方、人民銀と金融規制当局は29日、一定の条件を満たす初めての住宅購入者を対象に10月1日から全国で新規住宅ローンの利払いを補助すると発表した。
財政省の声明によると、補助対象となるローンについて、年1%ポイント分の利息を最長5年間、政府が肩代わりする。対象となる借入額は1世帯当たり100万元(14万9153ドル)を上限とする。対象住宅は床面積が120平方メートル以下で、購入価格が1世帯当たり150万元以下であることが条件。