Kentaro Sugiyama

[東京 28日 ロイター] - 日銀が28日に公表した8月の企業向けサービス価格指数速報は、前年比3.7%上昇した。伸び率は前月から0.1%ポイント拡大し、2024年6月以来の大きさとなった。中東情勢の影響で輸送コストが上昇しているほか、人件費や燃料費などを価格に転嫁する動きが続いている。前月比では0.3%上昇だった。

前年比で指数の押し上げに最も寄与したのが「運輸・郵便」で、前年比6.8%上昇した。このうち「外航貨物輸送」が同74.2%と大幅に上昇。中東情勢の緊迫長期化の影響で輸送コストが上昇している。「道路貨物輸送」、「道路旅客輸送」では人件費や燃料費など諸コストの上昇を転嫁する動きがみられた。

「諸サービス」は同2.5%上昇。「労働者派遣サービス」、「土木建築サービス」、「建物サービス」などで人件費などの諸コストを価格に転嫁する動きがあった。

「リース・レンタル」は同14.1%上昇。電子計算機やその関連機材などが値上がりし、リース価格が上昇した。

調査対象146品目のうち、上昇は121品目、下落は8品目だった。

日銀は引き続き「中東情勢の影響も含めた海運や国際商品市況の動向、人件費・物流費などのコスト上昇を価格転嫁する動きの持続性などを注視していく」としている。

生産額に占める人件費投入比率の違いで分類した指数では「高人件費率サービス」が前年比2.8%上昇と、前月から伸び率を0.1%ポイント拡大した。「土木建築サービス」や「法務・財務・会計サービス」などが押し上げに寄与した。

「低人件費率サービス」は同4.8%上昇で、伸び率が0.1%ポイント拡大した。「インターネット・新聞・雑誌・その他の広告」や「外航貨物輸送」、「リース」などが押し上げた。

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