Humeyra Pamuk Anthony Deutsch

[ワシントン 20日 ロイター] - トランプ米政権は、国際刑事裁判所(ICC)全体に対する制裁措置を準備しており、まもなく発表する予定だと、事情に詳しい関係者2人が明らかにした。世界各地の戦争犯罪やジェノサイド(大量虐殺)を裁くICCへの攻撃を強める動きとなる。

トランプ政権は同裁判所を蔑視する姿勢を隠そうともせず、その権威を弱体化させるべく動いてきた。米当局者は、イスラエル指導者らに対する逮捕状の取り下げや、アフガニスタン駐留米軍に関する過去の捜査の中止をICCに求めている。

ルビオ米国務長官は7月、ICCを孤立させる取り組みを発表し、他国に対し同裁判所からの脱退を呼びかけた。米国はこれまでに、ICCの裁判官や検察官に対して制裁を科してきたが、同裁判所自体への制裁については、かねてより選択肢の一つと見なされてきたものの、これまで見送ってきた。

米国務省はコメント要請に直ちには応じなかった。

関係者は、ICCに対する制裁措置が準備されているものの、発表の正確な時期は依然として不明だと述べた。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、国連総会開催中の今週中にも最終決定が下される可能性があると述べた当局者の話を伝えた。

ICC全体やICCと協力する団体を直接標的にすることは、同裁判所の活動を著しく損なう恐れがある。

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