Doina Chiacu

[20日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は20日、インフレは原油価格の上昇だけでなく、米経済のあらゆる分野で高すぎるという認識を示した。

FOXニュースの番組「サンデー・モーニング・フューチャーズ」で、「変動が激しいエネルギーと、重要な要素である食品を除外したとしても、経済の行方という観点から見れば、インフレ率は依然として高すぎる」と述べた。

カシュカリ氏は、先週の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を0.25%ポイント引き上げて3.75─4.00%とする全会一致の決定を支持した。その前のFOMCでは、政策当局者の過半数が金利据え置きを選択した際、他の2人の当局者とともに利上げを支持して反対票を投じていた。

先週の利上げ決定と同時に公表された金利見通しによると、政策当局者のうち2人を除く全員が、年内に0.25%ポイントの追加利上げが少なくともあと1回行われると見込んでいる。

金利先物市場は、政策金利が2026年末に4.00─4.25%になる確率を65%程度織り込んでおり、さらに27年半ばまでに0.25%ポイントの追加利上げが少なくとも1回実施される可能性も高いとみている。

カシュカリ氏は「米国民が日々実感しているインフレは、単なる原油価格の問題をはるかに超えている。それは経済のあらゆる分野に及んでいる。例えば、サービス部門でも広く見られている」とした上で、「われわれにはそれを抑制する手段がある」と述べた。

「政府の他の部門や、実体経済の他の部分からも、何らかの助けが得られることを期待している」と語った。

カシュカリ氏のインフレへの懸念は、FOMC後にウォーシュ連邦準備理事会(FRB)議長が表明した懸念と概ね一致していた。

カシュカリ氏はまた、関税・貿易戦争や、ウクライナ戦争、イラン紛争にもかかわらず、経済成長はかなり堅調だという認識を示した。

こうした背景にもかかわらず、米経済は堅調なペースで成長を続けており、生産性にも改善の兆しが見られていると指摘。「したがって、こうした紛争の一部が沈静化するにつれて、成長が本格化し、インフレが抑制されることを期待している。ディスインフレが定着し、それによってFRBの任務がはるかに容易になることを望んでいる」と語った。

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