[リヤド 19日 ロイター] - イエメンの親イラン武装組織フーシ派は19日、ミサイルとドローン(無人機)でサウジアラビアの首都リヤドの「重要施設」を攻撃したと発表した。これに先立ち、市内の主要空港近くから炎と大量の黒煙が立ち上るのが目撃された。
サウジ当局は前夜、フーシ派による攻撃激化を受け、リヤド周辺で危険の恐れがあるとする警報を発していた。
ロイターが確認した映像や写真には、空港につながる高速道路や主要ターミナルビルなどの建物越しに、巨大な黒煙の柱が上る様子が捉えられている。映像の一部では、燃料タンクとみられる施設の背後から炎が上がる様子が映っていた。
フーシ派はリヤドで何を標的としたかは明らかにしなかったが、サウジの主要な石油輸出拠点である紅海沿岸の都市ヤンブーにある、国営石油会社サウジアラムコの施設も攻撃したと述べた。
フーシ派は、今回の作戦はイエメンの首都サヌアへの攻撃に対する報復だと説明した。
フーシ派と戦うサウジ主導の有志連合は、フーシ派が19日未明にリヤドに向けて発射したミサイルを防空システムで撃墜したと発表した。
有志連合は声明で、南西部のビシュとファラサン、西部のタイフ、さらにヤンブーで、民間人を標的とした攻撃も阻止したと述べた。被害の有無については言及しなかった。
サウジ民間防衛局は夜間、リヤドと首都東部のハルジュで空からの攻撃による危険が生じる可能性があるとして携帯電話に警報を送信した後、19日朝に警報を解除した。リヤドのオラヤ地区にいたロイターの記者は、解除前に爆発音を聞いた。
リヤドでは2026年、米国とイランの紛争が始まった後にいくつかの警報が発令されたことがあったが、今回はフーシ派との緊張が7月に激化して以降、初めてだった。