[16日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は15─16日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を0.25%ポイント引き上げ、3.75─4.00%とすると決定した。
ウォーシュFRB議長がFOMC後に行った会見の内容は以下の通り。
*FOMCは金利を0.25%ポイント引き上げた
*インフレは依然として高止まりしている
*今回の決定は経済が力強さを増しているように見える中で下された
*主要指標はここ数カ月で改善している
*金融環境は引き締め的ではないとの見方がFOMC内で広く共有された
*経済は底堅い
*失業率は低水準にとどまり、求人件数と労働時間は増加している
*FRBの責務のうち、雇用面は良好な状態にある
*われわれの最重点課題はインフレだ
*インフレは高過ぎ、その状態が長く続いているというのが明白な事実だ
*夏場のデータを見ても、インフレが改善したとは言えない
*過去6カ月ベースおよび12カ月ベースのいずれにおいても、3%を超える上昇を示している品目が多過ぎる
*基調的なインフレが適時に2%に向かっていると確信する必要があり、FOMCはこの条件がまだ満たされていないと判断した
*ドット(金利見通し)は提出しなかった。
*FRBには、現在進行中の経済的な前進を持続させる役割がある
*経済的に恵まれない層の人々こそ、そこから最も多くの恩恵を受ける立場にある
●質疑応答
<金融政策> *きょうの決定は冷静な判断に基づくもので、正しい決定だ *今後の決定について、いかなる先入観も持たない *緩和策を一部撤回することを決定した *中立金利には学術的には常に興味を持ってきたが、きょうの意思決定に実務上の影響を与えたとは考えていない *物価安定は成長の基盤で、きょうわれわれはそれを実現するための一歩を踏み出した *トレンドが重要、個々のデータにはノイズが多い
<米経済> *経済の基調的な力強さのおかげで、われわれは物価安定に向けて注力する余裕がある *前回の会合から7週間で何が起きたかというと、データは経済の勢いを増したことを示している
<インフレ> *他の先進国経済も物価上昇圧力に苦しんでいる *経済は確かに強さを増した、問題はインフレだ
<労働市場> *全体として見れば、ほぼ完全雇用の状態にある *物価安定は労働者にとって朗報であり、実質的な賃金の増加につながる
<トランプ大統領> *トランプ大統領との協議については申し上げることは何もない
<FRBの独立性> *独立は双方向の道であり、われわれはの自分らの領域にとどまるべき