[キーウ 16日 ロイター] - ウクライナ南部で16日、バスと列車がロシアのドローン(無人機)攻撃を受け、乗客5人が死亡した。ウクライナ当局が明らかにした。ロシア軍は輸送網やインフラへの攻撃を続けている。
ゼレンスキー大統領はSNSで「軍事的な合理性がない単なる残虐行為だ」と述べ、米国と欧州に対しロシアへの制裁強化を求めた。
ロシアとウクライナはここ数カ月、物流など経済的な標的への攻撃を互いに激化させている。ウクライナ空域は閉鎖されているためバスや列車は国民に不可欠な輸送手段となっている。
警察によると、ウクライナの前線に近いニコポリ付近で16日早朝に発生したバスへのドローン攻撃で、男性4人と女性1人が死亡した。ドニプロペトロウシク州知事によると、この攻撃で7人が負傷したという。
南部ミコライウ州幹部によると、ロシアのドローンが旅客列車を攻撃した。最初の攻撃後に列車はさらに2回攻撃を受けたが、乗客と乗員168人全員が避難し、負傷者はいなかった。
ゼレンスキー氏によると、ミコライウ州での列車攻撃に加え、ポーランド国境近くのコベリでも機関車が攻撃を受けた。
ウクライナ鉄道運営会社によると、ロシアはウクライナの鉄道への攻撃を強めており、今年に入りこれまでに旅客車両120両、機関車304両、鉄道駅43カ所を攻撃した。
ロシアが今年に入って攻撃した鉄道関連施設は計1700カ所に上り、25年通年の1206カ所、24年通年の842カ所を上回った。