[フランクフルト 16日 ロイター] - ユーロ圏では第2・四半期にインフレが加速する一方、賃金の伸びは引き続き鈍化した。妥結賃金も来年は小幅な加速にとどまる見通しで、欧州中央銀行(ECB)の政策担当者にとって、物価上昇が抑制されていることを示す安心材料となっている。

欧州連合(EU)統計局が16日発表した第2・四半期の労働コストは前年同期比3.1%増と、前四半期の3.3%増から減速した。

ECBが公表した最新の賃金追跡データによると、労使交渉で決まる妥結賃金の伸び率は年内はおおむね横ばいで推移した後、2027年上半期に緩やかに加速する見通しだ。

ECBによると、主要指標が示す妥結賃金の伸び率は27年第1・四半期末まで2.6─2.7%で推移し、その後2.8%に上昇する見通し。

ECBは最近の急激なインフレが過度な賃上げ要求につながっていないか賃金動向を注視している。ただ3%程度の伸びであれば2%のインフレ目標と整合的だと指摘している。

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