Kate Abnett

[ブリュッセル 16日 ロイター] - 欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長が16日、異常気象による被害への保険の補償を拡充するため、「気候保険同盟」を創設すると発表した。

今年の山火事被害は欧州で過去最悪水準となったほか、相次ぐ熱波で数十人が死亡し、電力供給の混乱や生産性の低下、休校などが発生した

EUの統計によると、域内で生じた気候関連の経済損失のうち保険で補償されているのは4分の1にとどまる。新たな制度でこの状況の改善を目指す。

フォンデアライエン氏は欧州議会での演説で「国の財政が最後の保険の役割を担う事態があまりにも多い」と指摘し、保険で補償されない損失を減らすため、行動する必要があると述べた。

同氏は他の提案についても言及した。欧州の脆弱な100地域における気候リスク管理を目的とした「気候レジリエンス(強靱化)」戦略を10月に発表する予定だ。また、熱波対策計画では早期警戒システムの改善を目指し、EU水計画を通じて干ばつリスクの管理強化に取り組む。

EUはまた、独自の消防部隊編成を含め、山火事への対応改善策を消防幹部らに求めている。

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