William Schomberg Andy Bruce

[ロンドン 16日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が16日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.1%上昇し、5カ月ぶりの高い伸びとなった。ただ、急騰するエネルギー価格を除いた指標は横ばいだった。

7月の2.9%から加速し、ロイターがまとめたエコノミスト予想の中央値と一致した。中東湾岸地域での紛争再燃に伴うエネルギー価格の再上昇で、インフレが加速すると予測されていた。

統計発表後、ポンドは小幅に下落した。

イングランド銀行(英中央銀行)は7月時点で、8月の前年比インフレ率を2.8%と予測していた。

統計局は「ガソリンとディーゼルの急激な価格上昇が8月のインフレ率を再び押し上げた。原油価格とガソリン価格の上昇により、原材料の年間コストと工場出荷価格の双方がそれぞれ上昇した」と述べた。

物価上昇圧力は強まっているものの、中銀は17日の金融政策委員会で金利を据え置くと予想されている。総合インフレ率は中銀の予想を上回ったが、エネルギー価格急騰の影響がすぐには及びにくい基調的インフレ率を政策担当者はより重視するとみられる。

シンクタンクの英国立経済社会研究所(NIESR) のアソシエイトエコノミスト、シャーロット・オリアリー氏は「しかし、高まるインフレ圧力と堅調な成長データが相まって、最終的には利上げの余地が生まれる可能性がある」と語った。

ONSによると、食品や燃料など価格変動の大きい品目を除くコアインフレ率は2.6%と、4カ月連続で横ばいだった。

賃金上昇率や長期的なインフレ圧力を反映するため中銀が注視するサービス部門のインフレ率も3.4%で横ばいだった。

産出価格は前年比3.7%上昇し、全ての予測を上回った。7月は3.3%上昇に上方修正された。投入価格は6.1%上昇。7月の上昇率は4.9%から5.8%へと大幅に上方修正された。

ヒーリー財務相は統計発表を受け、「中東での戦争は国内だけでなく世界中のインフレに影響を及ぼしている」と述べた。

ゴールドマン・サックスは今週、英国の総合インフレ率が2027年初頭に3.9%でピークに達すると予想していると述べた。

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