Heekyong Yang Alexandra Alper Hyunjoo Jin

[ソウル/ワシントン 16日 ロイター] - 韓国SKハイニックスは、同社として初めて米国で半導体メモリーを製造する取引について米インテルと協議を行っている。関係筋3人が明らかにした。

SKハイニックスがオハイオ州にあるインテルがかねてから計画していた半導体製造施設の一部を賃借する可能性があるほか、インテルや大手クラウド企業と合弁会社を設立する可能性もあるという。

この合意が実現すれば、苦境に立たされているインテルへの圧力が軽減され、半導体メーカーに対し米国での生産を強く求めてきたトランプ政権にとっても大きな成果となる。

しかし、関係筋によると、先端メモリーの生産に関するいかなる合意も、これらの技術が機密性の高いものと見なされているため、韓国側からの潜在的な反対が大きな障害となる可能性がある。

同筋の1人は、今回の協議を「予備的なもの」と位置づけ、まだ決定は下されていないと強調。SKハイニックスが取引の枠組みについて他の方法も検討している可能性があると述べた。

インテル株は16日の時間外取引で5.2%急伸し、SKハイニックス株はソウル市場で4.1%高で取引を終えた。

ロイターは、合意が成立した場合にSKハイニックスがオハイオ州でどのような種類のチップを製造する可能性があるかについては把握できなかった。

SKハイニックスは、「メモリー事業の競争力を強化するため、追加の生産拠点の設立を含むさまざまな措置を検討している」としつつ、「現段階では何も決定されていない」と述べた。

また16日遅くにはウェブサイトでの声明で、報道で言及された特定の企業との協力や米国でのメモリー生産について、何も確定していないと発表した。

インテルは、「憶測」についてはコメントを控えたが、オハイオ州の拠点を整備するための投資は継続しているとした。

韓国産業通商省は、いかなる決定もSKハイニックスの裁量に委ねられるものの、「国家の中核技術」が関与する場合は産業技術保護法に基づく審査の対象となると述べた。

関係筋2人によると、米国での半導体製造は韓国よりもコストがはるかに高い。米国での建設には労務費や建設費が大幅に高くつく上、半導体産業のサプライチェーン(供給網)の多くがアジア域内にあることも米国でのコストを押し上げると1人は指摘した。

SKハイニックスは7月にナスダックへの重複上場を完了したばかりで、現在はインディアナ州で半導体パッケージング施設を建設中に過ぎず、米国での製造を追求する十分な理由がある。

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