Heekyong Yang Alexandra Alper Hyunjoo Jin
[ソウル/ワシントン 16日 ロイター] - 韓国SKハイニックスは、同社として初めて米国で半導体メモリーを製造する取引について米インテルと協議を行っている。関係筋3人が明らかにした。
SKハイニックスがオハイオ州にあるインテルがかねてから計画していた半導体製造施設の一部を賃借する可能性があるほか、インテルや大手クラウド企業と合弁会社を設立する可能性もあるという。
この合意が実現すれば、苦境に立たされているインテルへの圧力が軽減され、半導体メーカーに対し米国での生産を強く求めてきたトランプ政権にとっても大きな成果となる。
しかし、関係筋によると、先端メモリーの生産に関するいかなる合意も、これらの技術が機密性の高いものと見なされているため、韓国側からの潜在的な反対が大きな障害となる可能性がある。
同筋の1人は、今回の協議を「予備的なもの」と位置づけ、まだ決定は下されていないと強調。SKハイニックスが取引の枠組みについて他の方法も検討している可能性があると付け加えた。
ロイターは、合意が成立した場合にSKハイニックスがオハイオ州でどのような種類のチップを製造する可能性があるかについては把握できなかった。
SKハイニックスは、「メモリー事業の競争力を強化するため、追加の生産拠点の設立を含むさまざまな措置を検討している」としつつ、「現段階では何も決定されていない」と述べた。
インテルは、「憶測」についてはコメントを控えたが、オハイオ州の拠点を整備するための投資は継続していると付け加えた。
韓国産業通商省は、いかなる決定もSKハイニックスの裁量に委ねられるものの、「国家の中核技術」が関与する場合は産業技術保護法に基づく審査の対象となると述べた。
米商務省はコメント要請に応じなかった。