[シドニー 16日 ロイター] - 米人工知能(AI)企業アンソロピックは、オーストラリアで初となるデータセンターのリース契約を結んだ。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。良好な政治環境と豊富な再生可能エネルギー資源を活用し、世界最大級となる計算施設で処理能力を確保する。

関係者によると、リース契約の対象となるデータセンターの敷地は計画容量が2.16ギガワットで、現在世界で稼働している最大級の施設に匹敵する。ブリスベンから約250キロ離れた農地に建設される予定で、2027年に稼働を開始する予定という。

今回の契約により、アンソロピックはオーストラリアに足場を築くAI企業の一角に加わった。米国やアジアの過密市場に代わる低コストで再生可能エネルギーが豊富な選択肢として注目を集めるオーストラリアでは、各社が電力と用地の確保を急いでいる。オープンAIも昨年、シドニーのデータセンター容量を長期にわたって引き取る契約(オフテイク契約)を締結した。

関係者によると、アンソロピックがオーストラリアでリースするデータセンターは、シンガポール拠点の開発業者ゼラDCが計画している施設で、再生可能エネルギーの購入契約を通じて電力を調達し、既存顧客に費用負担を生じさせない形で送電網接続の費用もゼラDCが負担する。

アンソロピックとゼラDCはコメントを控えた。

契約は外国投資審査委員会(FIRB)の承認が条件となる。

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