[香港 16日 ロイター] - 香港の李家超行政長官は16日、香港として初となる5カ年計画を発表した。市民生活の向上や国際金融ハブとしての地位固めを図るとともに、中国本土とハイテク面での連携を強化することを目指す。
5カ年計画は政府が立法会議員や住民との間で2カ月間にわたる意見聴取を経てまとめたもので、経済・投資から土地、住宅、雇用、教育、医療まで幅広い分野をカバーする。
計画では、中国本土との境界に近い3万ヘクタールの「北部都会区」の開発を加速させ、本土とのハイテク面での関係を強化し雇用や住宅の増加につなげる構想を打ち出した。
李氏は、北部都会区が完成すれば「住み、働き、訪れるのに理想的な場所」となり、「香港の総合的な競争力と持続可能な発展の勢いをさらに高める」と語った。
5カ年計画が掲げる主要な5つの目標には、金融・海運・貿易分野の強化、情報技術分野での取り組み加速、世界的なオフショア人民元ハブとしての役割強化などが含まれる。
李氏は香港が「スーパーコネクター(橋渡し役)」として機能し、中国の「大湾区(グレーターベイエリア)」と一体化していくと説明。「ハイテク分野における国家の主要戦略との連携を加速する」との方針を示した。