シリア政府も対応を協議

シリア政府は、国際的な燃料供給の逼迫も原因として挙げている。SANAによると、エネルギー省は、国際市場ではディーゼルが1トン当たり約1400米ドル(約21万7400円)、ガソリンが同約1350米ドル(約20万9700円)まで上昇し、ブレント原油も1バレル(約159リットル)100米ドル(約1万5530円)前後で推移したとしている。

ロイターも、ロシアの製油所への攻撃や中東での供給障害などによって国際的なディーゼル需給が逼迫していると報じている。シリア政府は、こうした調達費と国内販売価格との差を縮め、新たな輸入代金を確保する必要があるとしている。

ただ、値上げは今回が初めてではない。ACLEDによると、政府は9月4日にも燃料価格を1リットル当たり5シリア・ポンド(約6円)引き上げており、13日の改定は9日間で2度目だった。

ロイターは、2026年2月以降でハイオクに近いガソリンの価格が86%上昇し、ディーゼル価格は2倍以上になったと報じている。また、同期間の国際原油価格の上昇率は約44%だったともした。

ACLEDは、9月第1週に記録した国内40件の抗議のうち、ほぼ半数近くが経済的不満に関連したものだったとしている。

燃料価格の引き上げをめぐっては、シリア人民議会もエネルギー省に説明を求めている。SANAによると、シリア人民議会は9月14日、エネルギー委員長の要請に基づき、エネルギー相モハンマド・アル=バシールを招いた聴取を9月17日に開くことを決めた。聴取では、石油製品価格を引き上げた理由や、13日に新たな価格表を発表するに至った状況と考慮事項について、エネルギー省から説明を受ける予定だ。

SANAによると、エネルギー省は国際価格とバニヤス製油所の精製能力を見ながら価格を継続的に見直すとしている。

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