[カイロ 16日 ロイター] - サウジアラビアの防空部隊は15日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が発射したドローン(無人機)をイスラム教の聖地メッカ南方で迎撃・破壊し、聖地周辺の飛行禁止空域への侵入を阻止した。フーシ派と戦うサウジ主導連合軍のトゥルキ・マリキ報道官が明らかにした。
マリキ氏は、イスラム教の2大聖地と巡礼者の安全は「レッドライン(越えてはならない一線)」だとし、連合軍はフーシ派に対して必要な抑止措置を取ると表明した。
サウジは15日、メッカや同国第2の都市ジッダなど広範な地域に警戒警報を発令した。同国はここ1週間、イランと連携する武装勢力の攻撃にさらされている。
フーシ派系のサバ通信が15日伝えたところによると、フーシ派の軍事筋は、同組織がメッカや他の聖地に脅威を与えているとの見方を否定した。
フーシ派は、重要な海上輸送の要衝バベルマンデブ海峡を望むイエメンの紅海沿岸の一部を掌握しており、ホルムズ海峡から迂回して輸送されるサウジの原油輸出を脅かしている。
同組織は過去1週間にサウジに対する複数の大規模攻撃を発表しており、14日にはイエメンへの空爆に対する報復だとして空軍基地を攻撃した。