Dan Rosenzweig-Ziff Nandita Bose
[ワシントン 15日 ロイター] - ブランチ米司法長官は15日、2024年に東部ペンシルベニア州バトラーで起きたトランプ現大統領の暗殺未遂事件に関し、連邦捜査局(FBI)の調査で「銃撃犯本人の経歴や過去などに関して、これまで知られていなかった新たな情報が分かった」と語った。ホワイトハウスで記者団に述べた。ただ詳細は明かさなかった。
暗殺未遂事件は、トランプ氏が2024年大統領選の共和党候補者として演説中に起きた。銃撃犯は射殺されるまでに8発を発砲し、うち1発がトランプ氏の耳をかすめたほか、聴衆1人が死亡し、2人が負傷した。情報筋によると、捜査当局は依然として犯行動機を特定できていない。
新情報を詳述した文書を確認した情報筋によると、銃撃犯は小包を受け取る際、かつて大統領候補になったこともある故ボブ・ドール元上院議員(共和党)の偽名を使っていたことが判明した。また銃撃犯がライフル銃の装弾数を増やすための部品や工具をアマゾンで購入していたことも記されていた。
さらに匿名の寄付者が、射殺された銃撃犯の遺体の火葬費用を負担していたことも記述。銃撃犯の遺族は非常に驚いたという。
ブランチ氏が表明する数時間前、トランプ氏は交流サイト(SNS)への投稿で暗殺未遂事件に関する新たな情報が判明したとし、「これは私を選挙から排除するための民主党の陰謀だ」と証拠もなく主張した。捜査によると、銃撃犯は単独で行動しており、民主党が事件に関与していたことを示す証拠は一切見つかっていない。
トランプ氏は1期目でFBI長官に指名したものの、その後関係が悪化したクリストファー・レイ元長官について、暗殺未遂事件への対応を非難して「代償を払うべきだ」と訴えた。
ブランチ氏は「(レイ)元長官の行動に対する彼(トランプ氏)のいら立ちや懸念は、決して新しいことではない」と語った。
司法省とFBIはコメント要請に即座には応じず、レイ氏にコメントを求めることはできなかった。