[15日 ロイター] - ロシア外務省は15日、米国が宇宙空間に兵器を配備していると認めたことは、宇宙空間で武力衝突が発生した場合に全人類に及ぶ破滅的な結果を無視するものとして非難した。
ロシア外務省のザハロワ情報局長は外務省のウェブサイトに掲載した論評で「米国は自国の狭い利益を追求するために、軌道上での武力衝突が人類に及ぼす破滅的な結果を完全に無視する用意がある」と非難。米国による宇宙兵器配備は宇宙開発の将来にリスクをもたらすとしたほか、「世界中の社会、経済活動に巨大なリスクが生じる」と警告した。
その上で、宇宙空間への兵器配備禁止と宇宙利用の透明性向上に関する決議案を来月の国連総会に提出すると明らかにした。決議案はロシアが共同提案国になっているという。
米空軍のメインク長官は14日、米首都ワシントン近郊で開かれた会議で「米軍統合部隊を敵対勢力の攻撃から防衛できる兵器を軌道上に保有している」と述べ、米軍が宇宙空間に兵器を配備していると明らかにした。ロシア、中国との宇宙を巡る緊張が高まる中、国防総省高官が米軍の宇宙兵器配備について認めた発言としてはこれまでで最も踏み込んだ内容となった。